(仮)

旧・太宰騎手が勝った時だけ更新するブログ。名前考え中です。

今年の太宰を振り返る

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基本的に競馬に関しては「振り返らない」というスタンスで行っていますが、一年の終わりだし、こういうタイトルのブログなので一応振り返っておきます。

2019年のだざトピックス

トピックスとかいうほど浮かばなかったんですが。

ロードヴァンドール、ふたたび

2年ぶりにロードヴァンドールに騎乗しました。

2年も乗ってなかったんかーいという気持ちになりましたが、確かにそんなもんですね。結構レース出るたびちまちま馬券買ってたんですが、なかなか単勝をとることはできず…でしたね…。

ロードヴァンドールももう明け7歳なんだなと思うと私も随分遠いところに来たなとしみじみしちゃいます。朝起きたら、なんか太宰が見慣れない馬で勝ってる⁉と思ったらロードヴァンドールだったあの日が懐かしいです。あれがあったから未だに昆厩舎とつながりがあると思うと不思議だなと思います。

来年はまた乗るのかとかわからない部分もありますが、ロードヴァンドールにとっていい一年になりますように。

スカーレットカラーの躍進

My Angelことスカーレットカラーの躍進がうれしい1年でした。

この馬も「太宰から鞍上が乗り替わった馬」なのですが、乗り替わってすぐ重賞を勝つことができず「なぜ勝てぬ!」と悔しい日々でした。前項でも書いてますが、乗り替わり自体以上に乗り替わった上に勝てないのが余計に悲しくなるんですよね。

なので、府中牝馬Sの快勝はめちゃくちゃ嬉しかったです。これはG1も勝てるんでは、という期待を持ちたくなる鮮やかなレースでした。

「太宰乗ってないだろ」と私も思うのですが、この馬については不思議なことに乗り替わって以降もずっと調教には乗っているので「だざトピックス」に入れさせていただきました。基本的に太宰も乗り替わった馬についてはそのあと調教は乗るということがなかったので、「なぜスカーレットカラーだけ…」と不思議ではありますがもうずっとこんな感じなのであまり深く理由は考えないことにします。まじて大した理由ないかもしれないし。

来年はコントレイルがノースヒルズ軍団にいい風吹かせそうなので、その風に乗ってビュンビュン勝って行こうね!

アスカノロマンの引退

 この馬に関してはいろいろ思い出があるので、何から語ればいいのかわからないのですが、抹消されてすぐはあんまり実感がなくて、ないままここまで来てこれを書きながら「もう引退しちゃったんだな……」としんみりしています。でも、とにかく大きな怪我・病気をすることなく走り切ってくれたことが本当にうれしいです。

この馬がいたことで競馬を見ることが楽しくも苦しくもなりました。レパードSで挟まれてちぐはぐな競馬して5着だったときは「この馬でこれじゃあもう重賞なんか勝てねえよ!」とブチ切れ、3歳のみやこSから4歳の平安Sまでの低迷、4歳のみやこSで同じ歳のロワジャルダンに重賞初制覇掻っ攫われた悔しさ、そして5歳の冬の東海Sでの歓喜。あの時のうれしさは本当に忘れがたいです。府中に見に行ったフェブラリーSの3着。どう考えてもあの人気はなめられてたと思います。アウォーディーに負けたアンタレスSは旅行中でしたが食べた飯の味がなくなりました。前年惨敗を喫している平安S単勝2.2倍の断然一番人気。吐きそうな気持ちしかなかったですが、オッズを裏切らない圧勝でした。

乗り替わりに関しては帝王賞南部杯ともに褒められた騎乗じゃなかったのでもう仕方ないという気持ちでしたが、乗り替わったことより乗り替わっても結果が出なかったことの方が悔しかったです。みやこSでそこそこ突っ込んで負けた分をチャンピオンズCで取り返し、そして今度は東海Sで溶かす。結局この3戦の収支はマイナスで財布も寒かったですが、どうして勝てないのかという気持ちでいっぱいでした。

2018年の東海Sで手綱が戻ったときはやっぱりうれしかったですが、正直年齢的にももう厳しいんだろうということはどこかで感じていました。5歳の冬のように先行もできなくなり、新しい戦法でもがく姿を見るのは少し苦しかったです。結果が出ないこともでしたが、走るたび結果が出ず「引退」の二文字がちらつき、「次のレースはもうないんじゃないか」という不安が脳内にモヤモヤとするばかりでした。共に走った馬がどんどん砂の上から去っていく。寂しい気持ちが募る時期でした。

休養してそのままの抹消になり、正直実感がわかずにここまで来てしまいました。実は、この時期結構忙しくてちょうど毎週やっていた抹消馬の確認を怠ったときに抹消されていました。ファン失格だなと思います。

46戦7勝。一流とは言えない成績かもしれませんし、後半はなかなか掲示板にも載れない日々でした。でも、私の中ではやっぱり思い出深い馬ですし、立派な馬だったと思います。

本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。第二の馬生が穏やかなものになることを祈っています。

たくさん乗った厩舎ランキング

ちょっとしんみりしたところで、ここからは厩舎別騎乗回数を振り返りつつ、お世話になった厩舎の方にこっそりと感謝していくコーナーをお送りします。

おまけで競馬ブックの調教記録でのエンカウント率を記載しておきます。(何のおまけなのか)

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1位 高橋亮厩舎 45回

調教記録でのエンカウント率:◎(かなり高い)

記録付け始めた11月くらいにはそこそこまも厩舎と競ってたんですが結局ぶっちぎってました。今年もありがとうございます亮先生。久々の重賞制覇おめでとうございます。

厩舎の騎手別騎乗回数も太宰がトップで、2番目に多く乗ってる鮫島弟が25回なのでやっぱり多く乗ってるなと思います。

まぁほとんど去年と引き続きという感じですが、今年からスカーレットカラー以外にもスマハマとかオールポッシブルといった厩舎のエース級の馬の調教も乗せてくれていて、太宰ファンとしてはありがたい。単に手が空いているからっていうのもあるかもけど、どこの何かわからんようなジョッキーにはやらせないと思うんでね。でもあれ、なんか逆に「調整失敗してたらどうしよう」という謎のドキドキが発生するんですよね見てる方は。太宰も自分が乗る馬以外の調教つけてるのはここだけなので彼にとっても特別な厩舎なんじゃないかなと思います。

というかそもそもレースに乗せてくれるのがありがたい。来年もよろしくおねがいします。スマハマをなんとかしてくださいとりあえず!!!スマハマ!

あと長岡くんもう少し乗れるといいね。

2位 石橋厩舎 34回

調教記録でのエンカウント率:×(ほぼない)

調教でのエンカウントと騎乗回数が比例しない謎さがありますが、結構乗っているまもせん厩舎。結局今年勝てなかったんだよなぁ。2着はあった気がするんだけど。来年は勝てるといいなぁ。

そういえばワンダーサジェスが抹消してて寂しくなりました…。

3位 昆厩舎 32回

調教記録でのエンカウント率:〇(高い)

前述のロードヴァンドールのとこにも書いてますが、ロードヴァンドールの乗り替わりから結構乗せてもらっていて、偶然過ぎる出会いだったのにここまで付き合い長くなるなんてと驚きしかないです。

なかなか勝てず…とか言いつつ2019年終わってしまったなぁと思います。それでも32回も乗せてくれてたんだな、と思うとありがたいです。

個人的にプロスパラスデイズがとうとう去勢されてたのがニュースですね。(いずれとりそうという雰囲気はあったけど)あとブラックジェイドが復帰できたのは良かった。

4位 奥村豊厩舎 25回

調教記録でのエンカウント率:△(激レア)

重賞初制覇おめでとうございます!!!

ここ数年は同じような厩舎の馬に乗っているなという印象だったので今更新しい厩舎が出てくるとは思っていませんでした。去年は思い出したころに乗ってたなという感じだった奥村豊厩舎が4位です。

去年とかはドライヴナイトとかヤマニンレジスタとかに思い出したころに乗ってるなという感じでしたが、今年結構乗っているのでちゃんと奥村先生のデータを見たら思ってたより若い先生でびっくりしました。高橋亮先生と同じ歳なんですね。一体誰と間違えてたんだ今まで。

この厩舎でも太宰は勝ってない気がするんですが、人気薄で唐突に馬券に絡んでくる印象です。全然勝ってない気がするのに所属騎手の城戸君と同じ回数乗ってるのが謎が謎呼んでしまうのでいい加減勝ってほしい。

5位 本田厩舎 24回

調教記録でのエンカウント率:×(ない)

かつての蜜月が嘘のように唐突に縁が切れた2014年頃。そのまま全く乗らない時期が数年続いたのち、唐突な復縁。アメリカのティーンアイドルのカップルくらい唐突に破局したり復縁っぽくなったりしていますが今年もなんだかんだ24回乗せてもらっています。

24回かぁ、と思ったんですが本田厩舎の騎手別騎乗回数見るとこの数字一番多いんですよね。いろんな騎手を乗せているからこうなっていると思うんですが、どうしてこうなった。

ただ、一度も調教に乗っている記録が発見できなかったので、そこは一線引いているのかな、とも思います。まだ気まずい感じだったらどうしよう。

6位 渡辺厩舎・飯田祐厩舎 19回

調教記録でのエンカウント率:△(ごくまれに)

例年よく乗せてくれている同郷の先輩2人の厩舎が6位に。いやまぁ同郷の先輩は亮先生もだが。

そういえばふたりとも調教師として今年重賞初制覇なんですよね!おめでとうございます。

 ちなみになべちゃん厩舎については厩舎の騎手別騎乗回数も1番多かったです。(2番目は和田さんの19回)いつも通りすぎて何もコメントがないんですが、来年もよろしくお願いします。

総評

おおむねいつも通り

特に大きな変化はなく、いつも通りだなという印象です。まぁ、騎乗っぷり見ると今更手広くいろいろな厩舎とという感じにも見えないのでこれはこれでいいんじゃないかなと思います。むしろここから関係が壊れると生活に支障出そうだし。

付き合う厩舎の傾向も似たり寄ったり

1~6位までの厩舎の特徴として、以下の傾向が見られます。

  • 年間20勝前後(ずば抜けて勝ちまくってる厩舎でもないが、そこそこは勝っている。渡辺厩舎が)
  • 非社台系の馬がそれなりに多い。
  • 開業から10年満たない、比較的若手調教師(昆厩舎と本田厩舎はあてはまらない)
  • 騎手から調教師に転身した調教師(奥村厩舎はあてはまらない)
  • 滋賀県(といか栗東トレセン)育ちの調教師(昆厩舎と本田厩舎はあてはまらない)

手前味噌ですがMVH(Most Valuable Horse)

手前味噌ですがMVH(Most Valuable Horse)を決めます。といっても複数勝ったのがウォークザラインとオーパスメーカーしかいないので決めるもくそもあるかという感じですが…。

MVHは…

ドゥルルルルル…*1

オーパスメーカー(羽月厩舎)です!!

選定理由
  • それまでなぜくすぶってたのかわからないくらいの勝ちっぷり
  • 負けた相手も上のクラスでそれなりにやってるメンバーなのでいわゆる「負けて強し」
  • 太宰が乗って掲示板を外してないのはただただ強い
  • 単勝1.7倍で普通に勝つのは普通に強い
  • しかも昇級戦も勝つと思ってなかったけど勝ったので強い
  • まだ改善点はありそうだけど強い
  • 強い

いやぁね、ウォークザラインもなんやかんや付き合いも長いし、休み明けでいきなり勝った衝撃はあったけど、やっぱりオーパスメーカーはなかなかウオッ!ってなったよね。

オーパスメーカーにはこれからも順調に頑張ってもらいたいですし、ウォークザラインもそろそろ時計を詰めて頑張ってもらいたいですね。どちらも3歳ですからね。

もちろんここに名前を挙げていない馬も陰ながら応援しておりますよ!!!がんばれみんな!!!

最後に

今年は思った以上に忙しく、そして太宰も大して勝たず、競馬を見たり見なかったりという感じでしたが、やっぱり競馬見てると面白いなぁと思うし、太宰がよくわからんところで馬券に絡むとよくわからんなぁとやっぱり面白いなぁと思うのです。

うまくいかないこととか、思い通りにいかないことがあるから面白いんだろうね。競馬は。うむ。

とにかくみんな2020年の競馬も健康に、無事に!という感じで締めます!何を長々書いてたんだろう!みなさん、よいお年を!!

*1:ドラムロールね、これ